変額年金保険を知る
運用実績に応じて将来の受け取り年金額が変化する「変額年金保険」が大人気となっています。
ここ最近の変額年金保険の残高は十兆円を超え、特に元本保証するタイプの変額年金保険に注目があつまっています。
すぐには使わない資金を将来年金の形でもらえるようにしたい、というのが変額年金保険購入動機に繋がることが多いようです。退職金の一部を変額年金保険で運用する団塊世代も同様な動機であることが多いそうです。
とはいえ、一般的に変額年金保険は高額で長期にわたる運用が必要な金融商品ですので、変額年金保険の仕組みや問題点(注意点)を、このサイトでご理解いただければと思います。
変額年金保険とは
変額年金保険は米国で発達した年金型の保険商品です。契約時に数百万円の保険料を一時払いし、保険会社の特別勘定の枠組みの中で投資信託を購入して運用する商品です。運用期間が終了すれば、一時払いか年金払いの方式で受け取ります。
では変額年金保険の運用期間中に死亡してしまった場合はどうなるのか?ほとんどの変額年金保険では元本と同額が死亡保険金として支払われるという契約条件になっていることが多いです。また保険金には相続税の非課税枠などの税制上の優遇もあります。
日本では1999年から外資系生保が変額年金保険の発売を開始し始め、銀行窓販が解禁となった2002年から急速に普及しています。
変額年金保険は元本保証型が人気
変額年金保険は、運用成績しだいで受取額が変化するのがそもそもの姿ですが、ここ最近は「最低保証特約」が付いてくる変額年金保険が各社の主力商品となっています。
変額年金保険の運用期間中の死亡による死亡保険金は、元本と同額が支払われることが多いと書きましたが、「最低保証特約」では変額年金保険の運用期間終了時に元本割れしていても、一定の額を保証しますので運用による元本割れリスクが軽減されます。
ところが最低保証と聞くと、元本と同額がそのラインだと思われますが、一定条件をクリアすれば、元本の一割増などの年金受取額を保証する変額年金保険もありますので、契約条件をしっかり確認することをオススメします。
変額年金保険の売れ筋
最近の変額年金保険の売れ筋は、満期まで待たずに一定の現金が手に入る「早期受け取りタイプ」というものです。
もともと変額年金保険は、年金受け取り開始までに契約から10年程度の運用が必要で、途中で解約してしまうと数%程度の解約ペナルティーが発生するものもあります。どうしても途中で現金化する必要が生じた場合でも対応出来ませんでしたが、そういうニーズに応えたことが売れ筋となっているようです。
変額年金保険選びのポイント
変額年金保険を選ぶ際のポイントは、どのような投資信託が選べるのかがポイントです。変額年金保険の運用は、保険会社が特別勘定の枠組みの中で投資信託を購入して運用するわけですからね。
しかし、保守的な投資信託(つまり株式に比較して値動きが小さい債券などを含めたファンド)だと年金原資が大きく膨らまない可能性があったり、グループ会社の運用商品ばかり揃えている場合は、運用姿勢に疑問を抱かざるを得ません。
こう言っては身もふたもありませんが、元本保証にこだわるのでしたら、いっそのこと変額年金保険ではなく、国債という選択肢も残っています。例えば最近の10年国債の利回りで10年間運用したならば、元本はおよそ120%にもなるのです。
ですが、変額年金保険には、終身払いの安心感や税制上の優遇などもあるので、ご自分に合ったプランを選んでいただくことが重要だと思います。
どうしても、ご自分で決めかねるときは、プロにアドバイスしてもらうと、より一層の安心感が得られると思います。
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